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【3つ】セクシー田中さんドラマ化トラブルまとめ!何があった?原作者自殺や条件の食い違い

【トラブル3つ】セクシー田中さんドラマ化で何があった?制作サイドと食い違いや原作者自殺

人気漫画のドラマ化で注目を集めた『セクシー田中さん』。

ドラマ化にあたり多くのトラブルがあったようです。

そこで今回は、

『セクシー田中さん』ドラマで何があった?トラブルの内容について

深掘りをします。

目次

セクシー田中さんの漫画がドラマ化

2023年10月、小学館から出版されている大人気漫画『セクシー田中さん』のドラマ化が放送開始し話題になります。

放送局及び制作は日本テレビ。

2023年10月期のドラマとして、2023年12月末までの3ヶ月間、毎週日曜日10時半から放送をしていました。

原作は漫画家の芦原妃名子(あしはらひなこ)さん。

原作は漫画家の芦原妃名子(あしはらひなこ)さん
原作は漫画家の芦原妃名子(あしはらひなこ)さん

漫画の『セクシー田中さん』は現在も『姉系プチコミック』という小学館のコミック雑誌で連載されています。

内容は次のとおり。

昼間は周囲から変人扱いされている経理部のOL、夜はレストランでベリーダンスを踊る超セクシーなベリーダンサーという2つの顔を持った我が道を行くアラフォー女性が主人公。
周囲の人々を含めた生きざまを描いた作品

※https://news.yahoo.co.jp/articles/21ba5f565f4e2bc5e984643253279c0ab6c6634f

ドラマでは女優の木南晴夏さんが主演。

その主人公木南晴夏さんのOLからベリーダンサーへの変身ぶりが大きな話題を呼んだほか、芯の通った意思の強さや生き方に感銘受ける声がネット上でも相次ぎました。

主人公木南晴夏さんのOLからベリーダンサーへの変身ぶりが大きな話題
主人公木南晴夏さんのOLからベリーダンサーへの変身ぶりが大きな話題

ドラマは2023年12月末に最終回を迎え終了しました。

しかし、その後原作の漫画家・芦原妃名子(あしはらひなこ)が『セクシー田中さん』ドラマ化の裏ではさまざまなトラブルがあったことをSNSを通じて公表します。

何があった?セクシー田中さんドラマ化で起きたトラブル

『セクシー田中さん』ドラマ化で起きたトラブル。

一体何がったのでしょうか。

トラブルの内容をまとめました。

1:原作者とドラマ制作サイドで条件の食い違いが発生

トラブルの内容一つ目は原作者とドラマ制作サイドで条件の食い違いが発生したことです。

『セクシー田中さん』漫画の原作者である芦原妃名子(あしはらひなこ)さんが、長文に渡り、自身のブログやX(旧Twitter)で長文でことの経緯を説明します。

芦原妃名子さん

私達は、ドラマの放送が終了するまで、脚本家さんと一度もお会いすることはありませんでしたし、監督さんや演出の方などドラマの制作スタッフの皆様とも、ドラマの内容について直接、お話させていただく機会はありませんでした。
ですから、この文章の内容は私達の側で起こった事実ということになります

と前置きをした上で、芦原妃名子さんにおこった出来事を話します。

『セクシー田中さん』は漫画では未完のため、芦原妃名子さんはドラマ制作にあたり原作の漫画に影響がないようにと慎重に条件を擦り合わせしていったそう。

そして当初の数話のプロットや脚本をチェックして6月上旬に最終合意をし、次のような条件のもと制作が始まりました。

芦原妃名子さんが『セクシー田中さん』ドラマ制作に提示した条件

  • 必ず漫画に忠実に
  • ②未完の漫画の今後に影響を及ぼさないよう「原作者があらすじからセリフまで」用意する
  • ③「原作者が用意したものは原則変更しないでいただきたいので、ドラマオリジナル部分については、原作者が用意したものを、そのまま脚本化していただける方を想定していただく必要や、場合によっては、原作者が脚本を執筆する可能性もある

この3つの条件を漫画出版社の小学館を通じて日本テレビに出したといいます。

ドラマ化するにあたり、さまざまなスタッフが関与してきます。

一般的にドラマ制作は、

  • プロデューサー…ドラマ制作の総責任者として企画や台本制作、出演者やスタッフの選定
  • 監督…監督はドラマ制作の現場の総指揮者
  • 制作部…ロケ場所の選定や地図作成、使用許可取り、人員整理、スタッフの食事の準備
  • 演出…役者への演技指導、照明や美術、音響効果などの指示・決定を担当
  • 脚本…登場人物のセリフ、場面や登場人物の行動を説明したト書きと呼ばれる文章を作成

このようなスタッフが関わり、一つのドラマを制作していきます。

『セクシー田中さん』ドラマ制作スタッフは次のとおり。

『セクシー田中さん』ドラマ制作スタッフ
『セクシー田中さん』ドラマ制作スタッフ

このように多くの人が関わっていることがわかります。

そのため芦原妃名子さんは自分の提示した条件に問題ないか何度も確認したそうです。

芦原妃名子さん

これらの条件は脚本家さんや監督さんなどドラマの制作スタッフの皆様に対して大変失礼な条件だということは理解していましたので、『この条件で本当に良いか』ということを小学館を通じて日本テレビさんに何度も確認させていただいた

そしてドラマ制作サイドも同意した上でこちらの条件で進めるように決まったそうです。

しかし、この条件が守られることがなかったと芦原妃名子さんは話しています。

芦原妃名子さん

毎回、漫画を大きく改編したプロットや脚本が提出されていました

※プロットとは物語の筋。しくみのこと

と苦しい心境を吐露しています。

改変については具体的に、

  • ストーリーが王道の展開への変更
  • 原作から大きくかけ離れた別人のようなキャラクターに変更
  • 作品の核として大切に描いたシーンも大幅にカットや削除

ということがあったそうです。

なぜこのようなことが起こっているのかその理由を芦原妃名子さんは制作サイドに確認します。

しかし、明確な回答はなかったそう。

芦原妃名子さん

まともに描かれておらず、その理由を伺っても、納得のいくお返事はいただけない。
といったところが大きなところですが、他にも細かなところは沢山ありました

このように原作者の芦原妃名子さんの思いと、ドラマ制作サイドとで食い違いが発生してしまったということがトラブルの発端のようです。

2:脚本家と折り合いがつかなかった

トラブルの内容二つ目は脚本家と折り合いがつかなかったということです。

芦原妃名子さんが提出した脚本を確認するといつも改編されて返却されていました。

そのため

芦原妃名子さん

粘りに粘って加筆修正し、やっとの思いでほぼ原作通りの1~7話の脚本の完成にこぎつけましたが…

芦原妃名子さんが脚本に関して加筆をしていたそうです。

そして最終回に向けてのセリフを準備した8~10話のドラマオリジナルも当初の条件は守られず、大幅に改変した脚本が提出されたといいます。

結果として9話と10話の脚本は8話までを担当した脚本家ではなく芦原妃名子さんが書くことになったそうです。

『セクシー田中さん』ドラマのスタッフのところにもそれが書かれています。

『セクシー田中さん』ドラマのスタッフ箇所
『セクシー田中さん』ドラマのスタッフ箇所

原作の漫画をドラマ化するにあたり、原作と脚本が違ってくることはよくあることのようです。

2014年に武井咲さん主演で映画化された「クローバー」シリーズを手がけている漫画家の稚野鳥子氏がXに、

信じられない…多分全漫画家は芦原先生の言い分はわかってた。
わかってたよ。
悲しい…。

漫画家の稚野鳥子氏
漫画家の稚野鳥子氏

そして稚野鳥子氏が経験した原作の改変については「箱庭モンスター」という漫画で原作と脚本の違いについて描いています。

稚野鳥子氏が経験した原作の改変について「箱庭モンスター」という漫画で描く
稚野鳥子氏が経験した原作の改変について「箱庭モンスター」という漫画で描く

芦原妃名子さんの『セクシー田中さん』ドラマ化にあたり、脚本を務めていたのは相沢友子さん。

相沢友子さんサイドも『セクシー田中さん』ドラマ化にあたり、過去にないような経験をして困惑していたそう。

『セクシー田中さん』今夜最終話放送です。

最後は脚本も書きたいという原作者たっての要望があり、過去に経験したことのない事態で困惑しましたが、残念ながら急きょ協力という形で携わることになりました。

このように、相沢友子さんも『セクシー田中さん』ドラマの脚本を制作するにあたり、さまざまな思いがあったようです。

相沢友子さんもドラマ制作サイドとの調整に苦戦していたのではないでしょうか。

そして、『セクシー田中さん』ドラマは最終回を終えますが、ドラマ視聴者からは不満の声が上がります。

ドラマを見た視聴者からは、

セクシー田中さんの終わり方、納得いかないわ。

セクシー田中さんのドラマ、原作者が大切にしてる理念は残ったのかもしれないが特に面白くない…がずっと続く

日曜日で終わった日テレの「セクシー田中さん」。
CXの「いちばんすきな花」に次いで大好きなドラマだったのに、最終2話分が面白くない内容で、特に最終回は最悪でした。

X(旧Twitter)

このように不満の声が上がっていました。

この声を反映するかのように、

この声を反映するかのように、発表されたのが2023年10月スタートのドラマの中で「がっかりした10月新ドラマ」ランキング。

3位『パリピ孔明』・2位『セクシー田中さん』・【第1位】『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』という結果になりました。

※https://news.yahoo.co.jp/articles/4487cefef8375c4b1f8e4e5edc9190024c481263

この不満の声に、ドラマの最終回にあたる9話・10話の脚本を手がけた原作者の芦原妃名子さんは、次のように心境を話しています。

芦原妃名子さん

何とか皆さんにご満足いただける9話、10話の脚本にしたかったのですが…。
素人の私が見よう見まねで書かせて頂いたので、私の力不足が露呈する形となり反省しきりです。
漫画『セクシー田中さん』の原稿の〆切とも重なり、相当短い時間で脚本を執筆しなければならない状況となり、推敲(すいこう)※を重ねられなかったことも悔いてます。
9話、10話の脚本にご不満をもたれた方もいらっしゃるかと思います。
どのような判断がベストだったのか、今も正直正解が分からずにいますが、改めて、心よりお詫び申し上げます

※推敲とは詩や文章をよくしようと何度も考え、作り直して、苦心すること。

上記の文章からは芦原妃名子さんの葛藤や、ドラマ制作が思い描いたようにいかなかったやるせない思いが伝わってきます。

3:原作者の芦原妃名子さんが自殺

トラブルの内容三つ目は原作者の芦原妃名子さんが自殺してしまったことです。

2024年1月28日午後、漫画家の芦原妃名子さんの行方がわからなくなったと関係者から行方不明者届が出されます。

そして警視庁が行方を捜していましたが、2024年1月29日、栃木県内で芦原妃名子さんが死亡しているのが見つかとりました。

原作者の芦原妃名子さんが自殺
原作者の芦原妃名子さんが自殺

遺書のようなものも見つかっていて、現場の状況などから自殺とみられています。

『セクシー田中さん』ドラマ化にあたり、原作者の芦原妃名子さんが自殺するという最悪の事態を引き起こしてしまいました。

『セクシー田中さん』ドラマ化の制作をおこなった日本テレビは次のようにコメントを発表しています。

芦原妃名子さんの訃報に接し、哀悼の意を表するとともに、謹んでお悔やみ申し上げます。

2023年10月期の日曜ドラマ『セクシー田中さん』につきまして日本テレビは映像化の提案に際し、原作代理人である小学館を通じて原作者である芦原さんのご意見をいただきながら脚本制作作業の話し合いを重ね最終的に許諾をいただけた脚本を決定原稿とし、放送しております。

本作品の制作にご尽力いただいた芦原さんには感謝しております。

https://www.ntv.co.jp/tanakasan/

芦原妃名子さんはXでドラマ化に当たってのトラブルを投稿していましたが、全ての投稿を削除し、最後に、

攻撃したかったわけじゃなくて。

ごめんなさい。

芦原妃名子さんが最後にXに投稿した内容
芦原妃名子さんが最後にXに投稿した内容

という投稿を残しています。

この文章からは芦原妃名子さんのやりきれない思いが伝わってきます。

このような結末になってしまったことを悔やまれてなりません。

芦原妃名子さんのご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます。

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