日本テレビで昨年10月に放送された連続ドラマ『セクシー田中さん』の原作者で、漫画家の芦原妃名子さんが2024年1月29日、死去していたことが分かりました。
遺書のようなものも見つかっていて、現場の状況などから自殺とみられています。
なぜ芦原妃名子さんは自殺をしてしまったのでしょうか。
その理由を深掘りします。
芦原妃名子のWikiプロフィール
![](http://ametopi.com/wp-content/uploads/2024/01/ashiharahinako1.jpg)
芦原妃名子さんのWikiプロフィールは次のとおりです。
- 名前 芦原妃名子(あしはらひなこ)
- 本名 松本律子(まつもとりつこ)
- 生年月日 1974年1月25日
- 年齢 50歳没
- 出身地 兵庫県
- 職業 漫画家
芦原妃名子の自殺理由3つ
![芦原妃名子の自殺理由3選](http://ametopi.com/wp-content/uploads/2024/01/ashiharahinako8.jpg)
芦原妃名子さんはなぜ自殺をしてしまったのでしょうか。
自殺理由について深掘りしていきます。
理由1:『セクシー田中さん』ドラマ化で原作を改変
芦原妃名子さんの自殺理由の1つ目は『セクシー田中さん』ドラマ化にあたり、制作がスタートして以降、日テレ側が原作を改変したという理由です。
『セクシー田中さん』は小学館『姉系プチコミック』にて連載中の漫画です。
そして漫画の『セクシー田中さん』は連載の途中で最終話はまだ描かれていません。
そんな中、『セクシー田中さん』ドラマは2023年2023年10月〜12月まで日本テレビ系列番組で毎週日曜よる10時30分〜放送していていました。
ドラマ化にあたり、芦原妃名子さんはつぎのような条件を提示していました。
- 漫画が完結していない以上、ドラマなりの結末を設定しなければならないドラマオリジナルの終盤も、まだまだ未完の漫画のこれからに影響を及ぼさない様「原作者があらすじからセリフまで」用意する。
- ドラマ化するなら「必ず漫画に忠実に」。
漫画に忠実でない場合はしっかりと加筆修正をさせていただく - 原作者が用意したものは原則変更しないでいただきたいので、ドラマオリジナル部分については、原作者が用意したものを、そのまま脚本化していただける方を想定していただく必要や、場合によっては、原作者が脚本を執筆する可能性もある。
というものでした。
芦原妃名子さんのこちらの条件はドラマ製作サイドも同意した上で決まったそう。
しかし制作が実際に始まると上記の条件は守られなかったということです。
芦原妃名子さんは、
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毎回、漫画を大きく改編したプロットや脚本が提出されていました
とブログやXを通じ、複雑な胸中を明かしました。
芦原妃名子さんがあらすじからセリフまで用意し提出した内容は、日本テレビ側が提出する脚本で改編がされていたそうです。
その後も、『セクシー田中さん』の漫画を出版している小学館と日本テレビ側との間で出し戻しが繰り返されていたそうです。
例えば、次のような改編があったそうです。
- 個性の強い各キャラクターの変更
- 漫画で敢えてセオリーを外して描いた展開を、よくある王道の展開に変えらる
- 性被害未遂・アフターピル・男性の生きづらさ・小西と進吾の長い対話など芦原妃名子さんが描きたかった内容は大幅にカットや削除
- なぜこのようになっているのか理由を聞いても、納得のいく返事はない
このようなことが続き、芦原妃名子さんはドラマ制作に疑問を抱いていたそうです。
日テレが芦原妃名子さんの思いを込めた作品を改編し、原作とは離れていくドラマの内容に、芦原妃名子さんはずっと心苦しい思いをしていたのではないでしょうか。
理由2:『セクシー田中さん』ドラマ化の脚本家と騒動に発展してしまった
芦原妃名子さんの自殺理由の2つ目は『セクシー田中さん』ドラマ化の脚本家と騒動に発展してしまったことです。
セクシー田中さんドラマ化にあたり、脚本は相沢友子氏が行っていました。
そして、原作の漫画が未完のため、『セクシー田中さん』のドラマの最終回には注目が集まっていました。
しかし最終回の内容に関し、脚本家と折り合いをつけることがなかなかできなかったようです。
結果、時間がなくなり、8話に関しては芦原妃名子さんは何とか加筆をして完成。
9話、10話については時間的に限界だったため芦原妃名子さんは、
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小学館を通じて9話、10話については、当初の条件としてお伝えしていた通り、「原作者が用意したものをそのまま脚本化していただける方」に交代していただきたい
と伝えたそう。
その後、脚本家の相沢友子氏は次のように話していました。
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『セクシー田中さん』今夜最終話放送です。
最後は脚本も書きたいという原作者たっての要望があり、過去に経験したことのない事態で困惑しましたが、残念ながら急きょ協力という形で携わることになりました。
![『セクシー田中さん』脚本家の相沢友子氏の投稿](http://ametopi.com/wp-content/uploads/2024/01/ashiharahinako3.jpg)
![『セクシー田中さん』脚本家の相沢友子氏の投稿](http://ametopi.com/wp-content/uploads/2024/01/ashiharahinako3.jpg)
相沢友子氏も「残念ながら」と話している点から、原作者の芦原妃名子さんとの調整がうまくできず大変残念に思っていたと思われます。
そして、最終回はプロデューサーの方々の要望を取り入れつつ、芦原妃名子さんが脚本を書き、内容が成立するよう日本テレビと専門家の方とで内容を整えるという方法で解決をしたそうです。
その後、芦原妃名子さんが『セクシー田中さん』ドラマ化の脚本に関し、SNSを通じ声を上げたことで、脚本家の相沢友子氏に対してDMやコメントが殺到したようです。
それに対し相沢友子氏は、
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『セクシー田中さん』最終回についてコメントやDMをたくさんいただきました。
まず繰り返しになりますが、私が脚本を書いたのは1~8話で、最終的に9・10話を書いたのは原作者です。
誤解なきようお願いします。
ひとりひとりにお返事できず恐縮ですが、今回の出来事はドラマ制作のあり方、脚本家の存在意義について深く考えさせられるものでした。
この苦い経験を次へ活かし、これからもがんばっていかねばと自分に言い聞かせています。
どうか、今後同じことが二度と繰り返されませんように。
![『セクシー田中さん』ドラマ最終回についてコメントやDMが芦原妃名子さんに殺到](http://ametopi.com/wp-content/uploads/2024/01/ashiharahinako5.jpg)
![『セクシー田中さん』ドラマ最終回についてコメントやDMが芦原妃名子さんに殺到](http://ametopi.com/wp-content/uploads/2024/01/ashiharahinako5.jpg)
と話していました。
芦原妃名子さんも脚本家の相沢友子氏もそしてドラマ制作を担当した日本テレビも『セクシー田中さん』ドラマ化に対してそれぞれの思いがあったと思われます。
また、芦原妃名子さんが声を上げたことで、脚本家の相沢友子氏に非難のDMが殺到してしまいます。
このような結果は芦原妃名子さん自身も望んでおらず、思い悩み苦しんでいたことと思います。
芦原妃名子さんは自身のXの最後の投稿で次のような投稿をしていますコメントを残しています。
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攻撃したかったわけじゃなくて。
ごめんなさい。
この一連の騒動は芦原妃名子さんにとって望んでいなかった結末になってしまいました。
芦原妃名子さんのX最後の投稿からはやりきれない悲しい思いが伝わってくるようです。
相沢友子氏は思いを投稿していた自身のInstagramを非公開にしています。
![相沢友子氏は思いを投稿していた自身のInstagramを非公開に](http://ametopi.com/wp-content/uploads/2024/01/ashiharahinako7.jpg)
![相沢友子氏は思いを投稿していた自身のInstagramを非公開に](http://ametopi.com/wp-content/uploads/2024/01/ashiharahinako7.jpg)
そして芦原妃名子さんも思いを綴った投稿は全て削除しています。
理由3:『セクシー田中さん』ドラマに視聴者から不満の声が続出したから
芦原妃名子さんの自殺理由3つ目は『セクシー田中さん』ドラマはを見た人から最終回に関し不満の声が続出したからです。
さまざまなトラブルがあった背景もありましたが、ドラマを見た視聴者からは、
セクシー田中さんの終わり方、納得いかないわ。
セクシー田中さんのドラマ、原作者が大切にしてる理念は残ったのかもしれないが特に面白くない…がずっと続く
X(旧Twitter)日曜日で終わった日テレの「セクシー田中さん」。
CXの「いちばんすきな花」に次いで大好きなドラマだったのに、最終2話分が面白くない内容で、特に最終回は最悪でした。
このように『セクシー田中さん』のドラマの最終回には不満の声が上がっていました。
この声を反映するかのように、発表されたのが2023年10月スタートのドラマの中で「がっかりした10月新ドラマ」ランキング。
3位『パリピ孔明』・2位『セクシー田中さん』・【第1位】『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』という結果になりました。
※https://news.yahoo.co.jp/articles/4487cefef8375c4b1f8e4e5edc9190024c481263
この結果に芦原妃名子さんはこのような声に大変苦しい思いをしていたのではないでしょうか。
ドラマ化の裏では芦原妃名子さんは自身の原作通りにドラマを作ることができませんでした。
芦原妃名子さんは尽力していたにも関わらず、自分の納得いく作品にはできず、結果視聴者からは不満の声が上がり、疲労困憊していたことと思われます。
『セクシー田中さん』ドラマの不満の声に対し、芦原妃名子さんは、
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9話、10話の脚本にご不満をもたれた方もいらっしゃるかと思います。
どのような判断がベストだったのか、今も正直正解が分からずにいますが、改めて、心よりお詫び申し上げます
と心境を吐露していました。
『セクシー田中さん』ドラマ化にあたり、原作者、日本テレビ、脚本家、出版社などさまざまな人の思いが交錯しまった結果、芦原妃名子さんが深く傷つき自殺という選択をしてしまったのではないでしょうか。
本当に残念でなりません。
芦原妃名子さんのご冥福を心からお祈りいたします。
【トラブル3つ】セクシー田中さんドラマ化で何があった?
・原作者自殺や条件の食い違い
![](https://moonno-sekai.com/wp-content/uploads/2024/01/sexytanaka-trouble-300x158.jpeg)
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【顔画像】芦原妃名子は笑顔が素敵な優しい人!
・対談やサイン握手会で読者との交流も!
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コメント
コメント一覧 (1件)
>日テレが芦原妃名子さんの思いを込めた作品を改編し、原作とは離れていくドラマの内容に、芦原妃名子さんはずっと心苦しい思いをしていたのではないでしょうか。
理由1のここは少し違いますね。
芦原先生が加筆修正したおかげで原作とはそこまで離れた内容にはなっていないと思われます。
日テレが改編し、ずっと心苦しい思いをしていたのはその通りですが。